30 May, 2010

マイライフ、マイファミリー(The Savages)

久々に映画の感想。

近所のTSUTAYAは毎週半額セールなもんで、週末は最近DVDをレンタルしに。





内容は、小さい頃父親より厳しく育てられた(映画の中ではそんなに説明がないのでどれだけ厳しかったかはわからないけれど・・)いた為、成人して中年となった今はそれぞれ独立して生きていた。
妹のウェンディ(ローラ・レニー)は派遣として会社で働いているが日々戯曲を書いては色々な所へ送っていた。彼は居ないけれども50代のおっさんと不倫中。
兄のジョン(フィリップ・シーモア・ホフマン)は大学の戯曲についての教鞭を取っている教授。3年も付き合ってる彼女が居るが彼女のvisaが切れると同時に(彼女はポーランド人)別れを告げた。←彼女が帰る当日、彼女の得意料理を食べながら泣いてたけど(笑
そんな二人の所に、全く連絡を取っていなかった父親の彼女の娘より『介護士に暴言を吐いて困っている』と連絡が入った。
父親は、認知症とパーキンソン病の疑いがあった。


指についてるのは自分のウ○コ(笑


父親が老人ホームに入ったのも大変なことだけれども兄弟二人も中年で自分の問題もいろいろあった。ウェンディは戯曲を書いて生きていくことを目指しているが現実は派遣社員。不倫も続けていてちゃんとした恋愛をしたいと思いつつも正面を向こうとしない。仕舞いには不倫相手の50代の
おっさんに『中年の危機よ!』と言ってしまい、逆に『それは自分のことだ』と言いかされてしまう。
彼女は結構傲慢で父親の施設を『ここは天国のような場所です』というようなCMを流す所に一度
入れようとするが兄から『お前は上昇志向が強すぎるし、利己的だ、ここは高級施設で罪滅ぼしの介護施設だ』確かに~。その後の兄の台詞にもなっとく『罪滅ぼし家族の為の施設』
結局、父親は兄の家の近くの普通の老人ホームに入ることになった。



印象的だったのは、父親が亡くなってしまった後兄弟でベッドに横たわってる画を上から撮影している言葉の無い場面。人が亡くなった後の空虚感なのかな。一緒に猫も居たのでさらにそう感じた場面だった。

久々にスーッと観れる映画だったし凄く好きかも。